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記事: 第二章 運命の出会い

第二章 運命の出会い

第二章 運命の出会い

下から見える海面

Youtubeで素潜りの様子を投稿し初めて丁度1年が経った20歳の時、転機が訪れました。

ちなみに当時の僕の登録者数は1000人。

「YouTuberをやってるんだよね」

なんて言おうものなら、

「え、YouTuberしてんの?やめとけよ笑」鼻で笑われてしまう時代です。

いつものように投稿したYouTubeのコメントを確認していると1つの目を引くコメントが。

『南の島で素潜り漁師をしています。よかったら来てみませんか。』

周りの揶揄をもろともせずYouTubeに夢を馳せていた20歳のマサル。

学生にしてはかなり大きい50万円の借金をしていましたが「こんなチャンスは二度と無い!」とさらに10万円借金を増やし沖永良部島に向かいます。

コメントをくれた島の漁師Aさんの生活を実際に見て、質素ですがどこか満ち足りていて、都会のど真ん中にある大学に通っていた僕にはそれがオニダルマオコゼに刺されたくらいの衝撃でした。(※注:オニダルマオコゼに刺されると最悪死にます)

「こんなところで素潜り漁師になりたい!」そう強く思いました。

2週間滞在したのちに東京に帰りましたが、ちょうど就活を始めなくてはいけない時期で、このまま大学を卒業して就職するかすごく悩みました。

ただ、「漁師になる」と一言で言っても、やはり全く馴染みのない土地でいきなり余所者がなるのはかなり難しいのも事実です。

あの時にAさんが漁協に話を取り合って、漁師の仲間に僕を紹介してくれなかったら、漁師になるなんて不可能だったでしょう。Aさんには本当に感謝しています。

そして21歳のとき。Aさんのおかげもあり覚悟を決めました。

沖永良部島に移住して遂に念願の夢だった素潜り漁師に。

ここから僕の新しい人生がスタートしたのです。

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