記事: 第一章 憧れのヒーロー
第一章 憧れのヒーロー
ここが漁師の夜明けぜよ。
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どうも、まさるです!
この度は水産加工場のホームページ ”漁師の夜明け” をご覧頂き、誠にありがとうございます!
水産加工場をオープンするに当たり、全部で3章に分けて、 ”漁師の夜明け” を立ち上げるまでのストーリーを綴りたいと思います。
お時間があるときにご覧頂ければ幸いです。
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第一章『憧れのヒーロー』
突然ですが、皆さんが子供の頃に憧れたヒーローは誰ですか?
おそらく特撮のライダーや、ジャンプの主人公を思い浮かべるのではないでしょうか?
僕はというと子供の頃のヒーローはもっぱら、テレビ番組『黄金伝説』に出演するよゐこの濱口優さんでした。
身体一つで海に潜り、ウツボやタコといった大きな怪魚と格闘している姿にひどく憧れ、親にはいつも「魚突きに連れて行って欲しい」とせがんでいました。
(実は『マサル』は本名ではなく、濱口優さんから名前を取らせて頂いているほどです笑。ご本人からも許可を頂きました!!)
幼稚園児のころはいくら両親に頼んでも危ないからと相手にされませんでしたが、あまりのしつこさに遂に痺れを切らした母親が「泳げるようになったらね」と小学1年生からスイミングスクールに通わせてくれました。
そして、クロールが泳げるようになった小学2年生の夏。人生初の魚突き体験をすることに。
あの日の初めてモリを握りしめて海に潜る高揚感。
初めて魚を突いた瞬間の感動。
いつの間にか6時間が経ち、気が付いたら日が暮れていたこと。
今でも鮮明に記憶に残っています。
この日を境に僕の夢はプロ野球選手でもなく、宇宙飛行士でもなく、「素潜り漁師」になりました。
高校受験の時や、大学受験の時ですら海に行っていました。
真っ黒に日焼けした僕を見て「こんな時期に遊びに行くなんてお前は受験に落ちるぞ!」なんて先生たちにはこっぴどく叱られました笑
受験勉強をするだけの学生生活を強いる先生の意見にはちっとも共感できませんでしたが、高校を卒業してすぐに素潜り漁師になるほどの度胸もなかったので、東京海洋大学に進学。
大学には海が好きな人たちがたくさん集まっていて、魚突きの仲間もたくさんできました。
そこでさらに魚突きの世界にのめりこむと同時に、子供の頃からの夢だった素潜り漁師になりたいという思いが、より強くなったのです。
そしてYoutubeで素潜りの様子を投稿し初めて丁度1年が経った20歳の時、転機が訪れました。
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